最初に結論から、基本はWindows 10 Home、ビジネス用途ならWindows 10 Pro
最初にザクっした選び方ですが基本は
Windows 10 HomeでOK、ビジネス用途なら
Windows 10 Proとなります
その理由とその他を解説します。
Windows10は2種類
Windows10のエディションは『
Windows 10 Home』と『
Windows 10 Pro』の2種類です。
Windows10 販売形態には、OEM版、DSP版、パッケージ版の3種類ある
OEM版とは
メーカー製PCなど、はじめからインストールされ提供される、そのパソコンでしか使用出来ない。
ノートパソコンの場合多くがこのOEM版となる為、再インストールは購入したパソコンのみとなる。
DSP版とは
DSP版はパソコンパーツとセット販売され、そのパーツが組み込まれたパソコンのみインストールが出来る。
セット購入したパーツを使用する限り 違う構成になっても再インストール出来るが、そのパーツを使用しない、又は壊れれた場合は再インストール出来ない。
自作デスクトップパソコンはDSP版を購入する場合が多いので上記の事を考慮し、次のパソコンでも使いまわせ、かつ壊れにくい(使用頻度が少ない)パーツを選ぶのが良い。
セット品でHDDやSSDも多いが、将来構成変更し自作する場合、新しいHDD、SSDを使用する場合が多いのでUSBカード等が良いかと思われます。
パッケージ版とは
パッケージ版は、1つのパッケージに32bit版と64bit版が同梱され、DSP版と異なり単品購入が可能、つまりパーツとの紐付きがないので自由な構成でインスール、再インストール出来る、
私のデスクトップパソコンはPCパーツ構成変更が結構あるのでWindows Proのパッケージ版を購入しています。
販売形態での比較表
| OEM版 | DSP版 | パッケーシ版 |
価格 | PCの価格に入っている | 安い | 高い |
32bit or 64bit | 購入したPCによる | 購入時にどちらか選ぶ | 32bit版と64bit版が同梱 |
再インストール | 購入したPCのみ可能 | セット購入したパーツとの組合せのみ可能 | PC構成に関係なく可能 |
Windows 10Home、Proの主な機能比較
主要機能 | Windows 10 Home | Windows 10 Pro |
Windowsの基本機能 | | |
ドメイン参加 | × | 〇 |
Azure Active Directory ドメイン参加とクラウドにホストされたアプリへのシングル サインオン | × | ○ |
Internet Explorer のエンタープライズ モード (EMIE) | × | ○ |
リモート デスクトップ | × | 〇 |
クライアント Hyper-V | × | ○ |
生産性 & ユーザー エクスペリエンス | | |
スマートフォン用の Continuum | ○ | ○ |
Cortana | ○ | ○ |
スタート メニューとライブ タイル | ○ | ○ |
タブレット モード | ○ | ○ |
音声、手描き、タッチ、ジェスチャ | ○ | ○ |
Microsoft Edge | ○ | ○ |
セキュリティー | | |
Windows Hello | ○ | ○ |
Windows Hello コンパニオン デバイス | ○ | ○ |
Windows Information Protection | × | ○ |
デバイスの暗号化 | ○ | ○ |
BitLocker | × | ○ |
トラスト ブート | ○ | ○ |
Windows デバイス正常性構成証明サービス | ○ | ○ |
ゲーム | | |
Xbox アプリ | ○ | ○ |
Xbox コントローラーのサポート (有線) | ○ | ○ |
DirectX 12 グラフィックのサポート | ○ | ○ |
ゲーム ストリーミング (Xbox One から PC へ) | ○ | ○ |
ゲーム録画機能 | ○ | ○ |
ビジネス | | |
グループ ポリシー | × | ○ |
モバイル デバイスの管理 | ○ | ○ |
Enterprise State Roaming と Azure Active Directory | × | ○ |
割り当てられたアクセス | × | ○ |
動的プロビジョニング | × | ○ |
ビジネス向け Windows Update(Windows Update for Business) | × | ○ |
共有 PC 構成 | × | ○ |
テスト受験 | × | ○ |
結論、何を購入すればいいのか?
主な目的別の選択例
ビジネス用途
社内ネットワークで
ドメイン参加させて使用するなら
Windows 10 Pro、つまりビジネス用途なら
Windows 10 Proとなり、
その為一般的に、ビジネス用途なら
Windows 10 Pro、ビジネス以外なら
Windows 10 Homeで良いと考えられます。
リモート デスクトップの使用
リモート デスクトップで「操作される側」=
「ホスト」は、Windows 10 Pro、「操作する側」=
「クライアント」はWindows 10 Homeでも可
例えばデスクトップパソコンが「ホスト」なら
Windows 10 Pro、ノートパソコンが「クライアント」なら
Windows 10 Home。