ドメインはインターネット上の住所です、ホームページやメールのアドレスを決める重要なものです。
ドメインとは
ドメインとはインターネット上のコンピュータやネットワークを識別する為につけられる住所のようなものです。
ドメインの構成
※皆さんご存知の
「Google」を例にして説明します。
- WEBアドレスの場合(下線の部分がドメイン名)
http://google.co.jp (http://は使用しているプロトコル(通信規約)を表します。通常のWebアクセスに使われる http のほかに、暗号化された https、ファイル転送の ftp、音声や動画を表す mms などがあります。)
構成の例 |
www | . | Google | . | co | . | jp |
第4レベルドメイン | | 第3レベルドメイン | | 第2レベルドメイン | | トップレベルドメイン |
ドメインの仕組み
実際は、「202.232.75.151」といった「
IPアドレス」と呼ばれる番号によってコンピュータを識別しているのですが、この数字を人間が使い識別するのは難しいので、人間が覚えやすい
「kantei.go.jp」といった文字列からなる
ドメイン名が利用されているわけです。
では実際に
首相官邸のIPアドレス「
202.232.75.151」(←IPアドレスをクリックしても表示されます)
を直接インターネットエクスプローラ等のアドレス入力欄に
「
http://202.232.75.151」と入力し表示させてみてください、表示されますね。
この様にドメインをIPアドレスに変換する仕組みを
DNS(Domain Name System)と呼びます。
ドメイン名の種類
現在使われているドメイン名をトップレベルドメイン(TLD)で分類すると、
分野別トップレベルドメイン(
gTLD: generic TLD)と
国コードトップレベルドメイン(
ccTLD: country code TLD)に大別されます。
(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター参照)
gTLD(generic Top Level Domain)の種類
gTLDには従来、世界の誰もが登録できる.com/.net/.org
登録に一定の要件が必要とされる.edu/.gov/.mil/.intの7つがありましたが、
2000年11月に新しく7つのgTLD.biz/.info/.name/.pro/.museum/.aero/.coopが追加されることが決定し、
その後もどんどん多くのgTLDが増えています。
この新gTLDにも、誰でも登録できるものや、個人向け、特定の業界向けのものなど、
様々な性質のものがあります。
誰でも取得出来るgTLDトップレベルドメイン | ⇒ | ドメイン | | 用途 | 登録対象 | com | ⇒ | 営利組織 | 誰でも登録可 | net | ⇒ | ネットワーク組織 | 誰でも登録可 | org | ⇒ | 非営利組織 | 誰でも登録可 | info | ⇒ | 情報サービス | 誰でも登録可 | biz | ⇒ | ビジネス用途 | ビジネス利用者 | name | ⇒ | 個人名用 | 個人 |
|
登録に一定要件が必要なgTLDトップレベルドメイン | ⇒ | ドメイン | | 用途 | 登録対象 | edu | ⇒ | 教育機関用 | 米国教育省公認の
認定機関から
認可された
教育機関 | gov | ⇒ | 米国政府機関用 | 米国政府機関および
認定インディアン部族 | mil | | 米国軍事機関用 | 米国軍事機関 | int | | 国際機関用 | 国際機関 | pro | ⇒ | 弁護士、医師、
会計士等用 | 弁護士、医師、
公認会計士
およびそれらの
分野のサービスを
提供する組織 | museum | ⇒ | 博物館、
美術館等用 | 公共の博物館、美術館
科学館、植物園、動物園等
およびそれらの施設に
勤務する専門職員 | aero | ⇒ | 航空運輸業界用 | 航空運輸業界の
組織および個人 | coop | ⇒ | 協同組合用 | 協同組合およびその
下部組織 |
|
※
nameドメインは本名でなくても構いませんが姓.名.nameを.(ドット)で区切る特徴が有ります例 桃太郎の場合⇒ momo.taro.name 又は taro.momo.name |
ccTLD(country code Top Level Domain)の種類
ccTLDは、その登録方針から大きく2つに分類されます
- 1つはドメイン登録を全世界にオープンにしているccTLD(「.tv」「.to」「.cc」)などで、
割り当てられている国以外でドメイン取得が出来るのは、 その国からドメインの権利を企業が買い取りそれを売っているからです。
- もう1つは、国/地域内に限定しているccTLD(「.jp」「.au」「.us」など)です。
ccTLDトップレベルドメインの例 | 国/地域 | ⇒ | ドメイン | | 割り当てられている国 | jp | ⇒ | 日本 | us | ⇒ | アメリカ | tv | ⇒ | ツバル国 | cc | ⇒ | ココス諸島 |
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日本のccTLDであるJPドメイン名
- 汎用JPドメイン名
- 属性型(組織種別型)JPドメイン
- 組織(企業、法人など)以外は取得出来ない種類が多い。
.ne.jpなどの一部は個人では取得可能。
- 地域型JPドメイン
- ドメインで指定された地域に住所がある個人・団体・会社等の何れでも取得可能。
以上の三種類があります。
汎用JPドメイン名 | ⇒ | jp |
属性型(組織種別型)JPドメインの例 | ⇒ | |
地域型JPドメインの例 | ⇒ | 東京 | ⇒ | tokyo | . | jp | 北海道 | ⇒ | hokkaido | . | jp |
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ドメイン登録の仕組み
gTLD (.com/.net/.orgなどのドメイン登録)
ccTLD (.jp/.co.jpなどのドメイン登録)