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Photoshopスピードアップの基本はメモリ容量アップとSSDの使用
Photoshopをストレスなく使用する為に基本となるのはメモリ容量アップとストレージの高速化です。 CPUやGPUも、もちろん処理能力に関係しますが 基本は適切なメモリ容量選定とストレージの高速化から考えましょう、何故なら費用対効果が優れているからです。メモリの推奨容量は32GB ストレージはSSD化する
- 余裕を持ったメモリ容量の選定、推奨は32GB(高解像度画像を扱わない趣味レベルであれば16GBも可)
- ストレージの高速化=ストレージをSSDにしかつPCIe NVMe を選ぶ、CPUが対応しているならPCIe Express 4.0を選ぶ。
異なるメモリ容量とストレージでベンチマーク比較 やはりメモリ容量アップとSSD化で高速化した
下記のベンチマークはMac MiniでPhotoshop CS6を利用したdiglloydベンチマークの結果です。 OSの違いは有りますがWindowsでもほぼ同じ結果になると思われます。 【SSD(PCIe)+メモリ16GB】と【SSD(SATA)+メモリ8GB】では5倍以上の差がつきました。 この環境では32GBのメモリが認識されずテスト出来なかった様ですが32GBのメモリにする事で更にスピードが上がる可能性が高いと言っています。 Photoshop CS6のパフォーマンス - 16GBと8GB、SSDとHDD を参照ストレージとメモリの構成 | diglloydベンチマーク | |
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SSD(PCIe)+メモリ16GB | 23.0
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SSD(SATA)+メモリ16GB | 30.2
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SSD(PCIe)+メモリ8GB | 36.8
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HDD+メモリ16GB | 59.8
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SSD(SATA)+メモリ8GB | 62.0
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HDD+メモリ8GB | 126.0
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Photoshop仮想記憶ディスクとLightroomカタログ用ストレージもSSDが良い
RAWファイルはSSD上に置く必要はないがPhotoshopファイル、Lightroomカタログ、スクラッチ、ACRキャッシュ等はSSDに保存する必要があるとなると、ある程度容量のあるSSDが必要になります。 RAWファイル等のデータ用ストレージは画像の量により1TBや2TBなどのHDDでも良いですが 最近のSSDは1TBや2TBも低価格となっているので 更なるパフォーマンスアップにはデータ用ストレージもSSD化がおすすめです。デジタルカメラのRAWファイルはSSD上に置く必要はありませんが、大きなPhotoshopファイル、Lightroomカタログ、スクラッチ、ACRキャッシュなどはすべてSSDに保存する必要があります。 Photoshop CS6のパフォーマンス - 16GBと8GB、SSDとHDD を参照
PhotoShopのCPUベンチマーク
Adobe Photoshop: 13th Gen Intel Core vs AMD Ryzen 7000を参考にしていますベンチマーク結果
総合スコア、フィルタースコアにおいてIntel Core i9 13900K 続いてIntel Core i7 13700K、Core i9 12900KSとなりIntelが優勢となっている。 辛うじて一般的な編集においてAMD Ryzen 7 7700Xが3番手となっているが基本PhotoShopはIntelが強い。
CPU | 総合スコア | 一般的な編集 | フィルター | 参考価格 コスパ | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
{CPU_N} {CPU_Core}コア{CPU_thread}{thread} {CPU_C}{TB}{CPU_C2}GHz |
|
|
| {Price}円
|
CPUベンチマークの結果と結論 CPUはCore i7-12700Kがおすすめ
Intelの11世代Rocket Lake-Sから12世代Alder Lake-Sへの新化が現れRyzenを抜きました結論としてCPUはCore i7-12700Kがおすすめです、総合的にCore i9-12900KがごくわずかCore i7-12700Kを上回ってますが、価格差4万円弱を考えるとCore i7-12700Kがおすすめです。
また、コスト重視で選ぶならCore i7-12700Kとの差もごくわずかなCore i5-12600Kがおすすめです。
PhotoShopのGPUベンチマーク
Adobe Photoshop - NVIDIA GeForce RTX 3070, 3080 & 3090 Performance を参考にしています。テスト機材
テスト機材一覧 | |||
GPU | メモリ | CPU | SSD |
NVIDIA GeForce RTX 3090 NVIDIA GeForce RTX 3080 NVIDIA GeForce RTX 3070 NVIDIA Titan RTX NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti NVIDIA GeForce RTX 2080 SUPER NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER NVIDIA GeForce RTX 2060 SUPER AMD Radeon RX 5700 XT AMD Radeon RX Vega 64 Intel UHD 630 (10900K 内蔵) | DDR4-3200 16GB×4(64GB) | Intel Core i9 10900K | Samsung SSD 970 PRO 1TB |
ベンチマーク結果
Intel UHD 630 (10900K 内蔵)以外ほぼ同じ結果となった、Photoshopの場合GPU の優先度は非常に低い。
※CPU内蔵GPUのIntel HD 630は参考なので価格0円でコスパも0としています。
GPU | 総合スコア | 一般的な編集 | フィルター | GPUスコア | 参考価格 コスパ | |||||
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{GPU} {Link_01} |
|
|
|
| {Price}円
|
GPUベンチマークの結果と結論 GPUはGeForce RTX 3060がおすすめ
Photoshopの場合GPU の優先度は非常に低い為、他の用途や価格を考えるとGeForce RTX 3060がおすすめです。Photoshopに最適なパソコン構成の結論とまとめ
- メモリ容量の推奨は32GBで750MB 以上の大画像を編集するときは64GB以上 高解像度画像を扱わない趣味レベルであれば16GBも可
- ストレージの高速化=ストレージをSSDにしかつPCIe NVMe を選ぶ、CPUが対応しているならPCIe Express 4.0を選ぶ。
- CPUはCore i7 12700Kがおすすめ!予算を抑えたい場合はCore i5 12600Kがおすすめ
- ビデオカードの優先度は非常に低いですが他の用途も考慮しGeForce RTX 3060がおすすめ。